夢村土城で三国時代の木製プラウ[犂]が登場…「農業技術史研究の転換点」

Wooden plow from Three Kingdoms period excavated in S.Korea for the first time
연합뉴스  / 2022-07-07 10:31:44

 

Wooden plow from Three Kingdoms period excavated in S.Korea for the first time

 

 

夢村土城で三国時代の木製プラウ[犂]が登場…「農業技術史研究の転換点」
今年4月、発掘調査書が出る…完全な形を整える

（ソウル=聯合ニュース）漢城百済遺跡の夢村土城から高句麗のものと推定される木製のプラウが発見された。 韓国で三国時代の木製のプラウ[犂]が出土したのは今回が初めてだ。

漢城百済博物館は7日、このような内容を盛り込んだ夢村土城発掘調査の中間結果を発表した。

 

 

博物館によると、今年4月、ソウル松坡区夢村土城内の集水池から三国時代に作られたものと推定される木製のプラウが出土した。

今回発見された三国時代のプラウは、韓国で初めて出土した三国時代の木製で、完全なすきの形をしているのが特徴である。 一般的な゚構造にかんざしと粉々が加わった形で、中国や日本など東アジアでは見られない韓国固有の構造というのが博物館の説明だ。

全長は165~170㎝、翼の部分は29㎝、幅は最大18㎝と把握された。

 

既存の研究資料によると、このような形のプラウは咸鏡道と中国延辺·沿海州一帯で使われる,、別名「カデギ」と同じだ。 また、自然科学的年代を分析した結果、集水池が469~541年の間に高句麗によって築造·使用されたものと把握され、内部出土遺物の様相を考慮すれば高句麗が推定されると博物館は伝えた。

博物館は「韓国古代のプラウ研究のための重要資料を確保した」とし、「木製のプラウ出土が古代農耕社会を類推できる農業技術史研究に重要な転換点になるだろう」と期待した。

博物館は今回出土した木製のフ片を保存処理した後、展示·教育資料として活用する予定である。 発掘報告書にも収録し、学界に研究資料として提供する計画だ。

(終わり)