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NEWS & THESIS

2021 정창원전正倉院展 This year's 73rd Shosoin Exhibition

by taeshik.kim 2021. 10. 22.
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2021 출품목록은 다음 파일 참조 

20211004_shosoin_list.pdf
0.31MB

 

주요출품작 설명은 다음 파일 참조

202110_shosoin_flyer.pdf
5.73MB

 

 

 

 

2021 제73회 쇼소인 정창원전 영문보도자료는 다음과 같다. 

The 73rd Annual Exhibition of Shōsō-in Treasures 

The Shōsō-in was established as the repository of Tōdaiji Temple during the Nara period (710–794). At the heart of this collection of over 9,000 treasures preserved and passed down from ancient times to the present day are the most beloved possessions of Emperor Shōmu (701–756; r. 724–749).

This year marks the 73rd annual Shōsō-in Exhibition, when around sixty of these treasures are selected and put on display. As ever, a wide variety of objects appears in the selection, including musical instruments, furnishings, textiles, Buddhist ritual implements, documents, and sutra scrolls.

Among these, two of the most outstanding of all the treasures are the Genkan Lute of Shitan with Mother-of-Pearl Inlay, which is exhibited in Nara for the first time in twenty-five years, and the Lacquered Pedestal for an Incense Burner with Gold Leaf and Painting, its vivid colors truly magnificent and arresting.

The many treasures in the repository associated with writing are another focus of this year’s show.

There are brushes, ink sticks and an inkstone, and even paper. All of these objects have been the subject of important research in recent years, and they offer a perspective on the practices and material culture of Nara-period writing.  

 

 

일문 보도자료는 다음과 같다. 

 

第73回 正倉院展
 
正倉院は奈良時代に建立された東大寺の倉庫で、聖しょう武む天皇てんのうの遺愛の品々を中心とする約9,000件の宝物を今に伝えます。正倉院展は、これら正倉院宝物の中から毎年60件ほどを選び公開する展覧会で、今年で73回目を迎えます。今年も、楽器、調度品、染織品、仏具、文書・経巻など、正倉院宝物の全容をうかがえるような多彩なジャンルの品々が出陳され、宝物が織り成す豊かな世界をお楽しみいただけます。

高貴な素材を惜しげもなく使った螺鈿らでん紫檀したんの阮咸げんかん(円い胴の絃楽器)や、極彩色ごくさいしきの文様もんようが目にも鮮やかな漆うるし金きん薄ぱく絵盤えのばん(蓮華形の香炉台)は、天平てんぴょう文化ぶんかの華やぎを今も鮮明にとどめた、正倉院宝物を代表する品です。螺鈿紫檀阮咸は奈良では25年ぶりの公開、また漆金薄絵盤は平成25年(2013)に出陳されたものと対ついをなすもので、28年ぶりの公開となります。 

日本で仏教がますますさかんになった奈良時代を象徴する出来事の一つが、東大寺大仏の造立でした。今年はこの大仏の開眼かいげん法要ほうようにおいて東大寺に献納けんのうされた品々がまとまって出陳されます。中でも、遥はるか西方の地で作られたとされる白はく瑠る璃りの高たか坏つき(ガラス製の高坏)は、高度な技術水準を示すガラス器の優品として注目されます。また、開眼法要で演じられた楽がく舞ぶの装束しょうぞくも出陳され、法要の場の華やかな情景が浮かんできます。

そのほか、鳥や獅子ししの文様を彩いろどりゆたかに描いた曝布彩絵半臂ばくふさいえのはんぴ(文様を描いた上着)や夾纈きょうけち染め(板締め染め)の幡ばんなど、様々な技法で装飾された染織品もみどころです。とくに今回初出陳となる茶地ちゃじ花樹かじゅ鳳凰ほうおう文もん﨟ろう纈けちの絁あしぎぬ(文様染めの絹織物)は、その名称のとおり﨟纈染め(蠟ろうを防染剤ぼうせんざいとして使う染色技法)の一種と考えられてきましたが、これまでほとんど知られていなかった色染めの技法が使われていることが最近明らかにされ、当時の染色技術の多彩さをうかがわせる研究成果として注目を集めています。 

一方、近年、宮内庁正倉院事務所で本格的な調査が行われた筆をはじめ、墨・硯すずり・紙といった文房具がまとまった点数出陳されるのも今回の大きな特徴です。これらに注目することで、人々の知識の源泉となり、また国の統治に欠かせない文書行政を支えた当時の書の文化に思いを馳はせる機会ともなります。

https://www.narahaku.go.jp/exhibition/special/202110_shosoin/

 

第73回 正倉院展 | 奈良国立博物館

奈良国立博物館の公式サイト。国宝、重要文化財など多数展示。〒630-8213 奈良市登大路町50. TEL:0742-22-7771/FAX:0742-26-7218 近鉄奈良駅から徒歩15分です。

www.narahaku.go.jp

 

 

 

앞서 제시한 주요 출품작을 좀 더 자세히 본다

北倉3 杜家立成
[とかりっせい]

(光明皇后(こうみょうこうごう)の御書) 1巻
[出陳番号1]
前回出陳年=平成5年(1993)/平成21年(2009)(東京国立博物館)
本紙縦26.8~27.2 全長706

天平勝宝8歳(756)6月21日に光明皇后(こうみょうこうごう)が東大寺盧舎那仏(るしゃなぶつ)に献納(けんのう)した品の一つ。献納目録の『国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)』によると、これは皇后が自ら筆を執って写した書物であり、同じく光明皇后自筆の楽毅論(がっきろん)などとともに御書箱(おんしょのはこ)(出陳番号2)に収められていた。白、赤、褐、青などの色紙を19枚継いで1巻とし、力強い筆運びで本文を墨書する。巻末等に「積善藤家」の朱印が捺される。『杜家立成』(『杜家立成雑書要略』)は、中国唐代に編まれた、書状の模範文例集。


北倉23 刻彫尺八
[こくちょうのしゃくはち]

(文様(もんよう)を彫った尺八) 1管
[出陳番号3]
前回出陳年=平成20年(2008)
長43.7 吹口径2.3

尺八とは、長さ1尺8寸の管に指穴が開く縦笛のこと。本品は、『国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)』に「刻彫尺八一管」と記載される竹製の尺八である。宝庫に現存する8管の尺八の中で最も長く、唐時代の尺の長さでちょうど1尺8寸に相当する。本体前面に5つの指穴を穿(うが)つのは古代の尺八に共通する特色であり、現代の尺八より1つ多い。表面は、竹の表皮を彫り残すことによって、唐装の女性像や樹木・草花・飛鳥などの華麗な文様(もんよう)が表される。


北倉30 螺鈿紫檀阮咸
[らでんしたんのげんかん]

(円い胴の絃楽器) 1面
[出陳番号4]
前回出陳年=平成8年(1996)/平成21年(2009)(東京国立博物館)
全長100.4 胴径39.0

聖武天皇(しょうむてんのう)の遺愛品。円い胴部をもつ4絃の琵琶で、阮咸と呼ばれている。この形式の琵琶は中国で3~4世紀頃に成立したとされ、この楽器を愛用した仙人・阮咸にちなんでこの名が付いたとされる。この品は胴部の前面を除き、材はシタンを用いる。撥受(ばちう)けには阮咸を奏でる女性と耳を傾ける3人の男女を描いた円い皮を貼る。胴部背面はヤコウガイやタイマイ、琥珀(こはく)などを象嵌(ぞうがん)した螺鈿(らでん)細工で、宝玉を連ねた綬帯(じゅたい)をくわえて飛ぶ2羽のインコを表す。


北倉42 花鳥背八角鏡
[かちょうはいのはっかくきょう]

(花鳥文様(もんよう)の鏡) 1面
[出陳番号5]
前回出陳年=平成19年(2007)
径33.6 縁厚0.8 重3844.8

『国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)』に記載された鏡のひとつ。青銅製で、中国・唐で流行した花形に鋳造(ちゅうぞう)されている。鏡の背面には、葡萄(ぶどう)の枝をくわえた2羽のインコが、首から宝玉を連ねた綬帯(じゅたい)をなびかせ、旋回するように表される。鎌倉時代に盗難に遭い大破したが、明治27年(1894)の修理の際、銀製のかすがいでつなぎ止められるなどして、現在の姿となった。


中倉76 白瑠璃高坏
[はくるりのたかつき]

(ガラス製の高坏) 1口
[出陳番号10]
前回出陳年=平成15年(2003)
径29.0 高10.7 重1231

黄色味をおびた透明ガラスの高坏。製作方法は、飴状に溶かしたガラス胎を吹き竿で膨らませて坏部と高台の原型を作り、両者の接合後、加熱しながら口縁を切り、体部を引き延ばして成形したと考えられる。中近東ないし地中海東岸(シリアやエジプトなど)で作られたローマンガラスもしくは初期イスラムガラスで、当初の形と光彩を今に伝える世界的な名器。
本品は、瑪瑙坏(めのうのつき)(出陳番号11・12)や水精玉(すいしょうのたま)(出陳番号13)などと一緒に漆小櫃(うるしのこびつ)(出陳番号9-1)の中に収められ、天平勝宝4年(752)4月9日の大仏開眼会(だいぶつかいげんえ)に奉納されたことが知られている。


南倉134 曝布彩絵半臂
[ばくふさいえのはんぴ]

(文様(もんよう)を描いた上着) 1領
[出陳番号18]
前回出陳年=平成22年(2010)
現存丈60 幅83

半臂は上着の一種で、袖(そで)が短く、裾(すそ)に襴(らん)と呼ばれる飾りが付く。本品は身頃(みごろ)(体の前面・背面を覆う部分)に絵が描かれた袷(あわせ)仕立ての半臂。身頃は麻布、襟(えり)・衽(おくみ)(前身頃に縫(ぬ)い付けた、襟(えり)から裾(すそ)までの布)・両袖は錦で、腰に﨟纈(ろうけち)染めの綾(あや)の紐が付き、裾には羅(ら)の襴の痕跡が残る。麻製彩絵の半臂は正倉院の宝物では他に例がない。後ろ身頃に描かれている、宝相華(ほうそうげ)をくわえて振り向く2頭の獅子(しし)が目を引く他、様々な鳥や蝶も表されている。残存する色料から、これらの絵は赤、青、緑、黄の諸色や金泥(きんでい)で華やかに彩られていたことがうかがわれる。


中倉177 黒柿蘇芳染金絵長花形几
[くろがきすおうぞめきんえのちょうはながたき]

(献物(けんもつ)をのせた台) 1基
[出陳番号23]
前回出陳年=平成22年(2010)
縦33.0 横51.5 高9.8

仏に捧げる供物(くもつ)を置くための台机で、白絁(しろあしぎぬ)の褥(じょく)(敷物)を載せて用いた。天板は、蘇芳塗(すおうぬり)を施した黒い筋目の出た黒柿の板3材を合わせ、細長い四つ葉のような形に作り、華足(けそく)と呼ばれる植物をあしらった脚が四隅に付く。側面には、数種類の植物、蝶や鳥が金泥で細密に描かれている。天板の裏に「戒壇」の墨書があるので、東大寺の戒壇院(かいだんいん)で供物の献納(けんのう)の際に用いられたものと考えられる。


南倉37 漆金薄絵盤
[うるしきんぱくえのばん]

蓮華形の香炉台) 1基
[出陳番号30]
前回出陳年=平成5年(1993)
径55.6 総高18.5

蓮の花をかたどった台座。木製の岩座上面に、8本の柄をもつ銅板を4層に重ねて釘打ちし、各柄の先端にクスノキ材製の蓮弁を鋲留めして、その中央に上面が盆形の蓮肉を置く。各蓮弁には、金箔や多彩な顔料(がんりょう)を用いて宝相華(ほうそうげ)・鴛鴦(おしどり)・獅子(しし)・迦陵頻伽(かりょうびんが)など種々の文様(もんよう)が華麗に描かれる。宝庫には同形同大のものが別に1基伝わり、いずれも岩座裏面に「香印坐」の墨書銘があることから、一対(つい)で仏前にそなえる香炉の台として用いられたとみられる。


北倉182 茶地花樹鳳凰文﨟纈絁
[ちゃじかじゅほうおうもんろうけちのあしぎぬ]

文様(もんよう)染めの絹織物) 1片
[出陳番号33]
初出陳
縦42.5

赤味を帯びた茶色の地に鳳凰(ほうおう)や草木の文様(もんよう)を表した裂(きれ)の断片。正倉院に伝来した経緯や用途、製作地は不詳だが、文様の特徴などから8世紀頃の作と考えられている。名称が示しているように、本品は﨟纈(蠟を防染剤(ぼうせんざい)として使う染色技法)の一種と考えられてきたが、最近の調査で、正倉院の染織品としては従来知られていなかった、アルカリ性物質を利用した全く別の文様染め技法が使われていることが明らかになった。


中倉20 続々修正倉院古文書 第三十二帙 第一巻〔奉写一切経所経師筆手実帳〕
[ぞくぞくしゅうしょうそういんこもんじょ]

(写経の筆に関する帳簿) 1巻
[出陳番号38]
初出陳

写経の筆に関する帳簿で、宝亀5年(774)に官営の写経所で作成された。写経所で経文の筆写を担当する経師(きょうし)は、一定量の写経をすると消耗した筆を新しいものと交換することになっていたが、このとき経師自身がそれまでに筆写した経典名と紙の枚数を申告する必要があり、この申告書のことを筆手実(ふでしゅじつ)といった。この巻は、同年7月から10月に提出された多数の筆手実を、写経所の事務担当者が貼り継ぎ、管理用の台帳としたものである。


中倉37 筆  
[ふで]

1管
[出陳番号40]
前回出陳年=昭和62年(1987)
管長19.6 管径2.3

筆記用の毛筆。現代の筆は、筆先を毛(獣毛)のみで作るが、正倉院に伝来する筆は、中心に芯となる毛を立ててその周りを紙で巻き、さらに数回にわたって毛と紙を交互に巻き付けて作られている。本品の筆管は表面にまだら模様が表れる斑竹(はんちく)材で、上下には銀が巻かれる。ふたを伴い、尾端は象牙(ぞうげ)を用いた塔形で装飾されるなど、美しく飾られた文房具である。


中倉45 絵紙
[えがみ]

(絵入りの紙) 1張
[出陳番号48]
前回出陳年=平成15年(2003)
縦55 横100

大判の白紙の表裏に動物文や飛雲の絵柄(えがら)を描画した装飾紙40枚が軸木に巻かれた状態で伝わってきたものの内の1枚。表は飛雲中を駆ける麒麟(きりん)を赤色色料で描き、裏は全面にわたり飛雲のみを白色色料で描く。描画はいずれも刷毛(はけ)のような幅広の筆を用い、書の飛白体(ひはくたい)に通じる自在な筆致(ひっち)を見せる。なお、この紙の用途については明らかでない。


中倉49 青斑石硯
[せいはんせきのすずり]

1基
[出陳番号50]
前回出陳年=平成19年(2007)
硯縦14.7 横13.5、台長径30.5 高8.2

正倉院に伝わる唯一の硯。硯本体は須恵器(すえき)(陶器)で、それを六角形の青斑石(広義の蛇紋岩(じゃもんがん))の床石に嵌め込み、木製の台に載せている。台の側面は木画(シタンやツゲなどを用いた寄木細工)で飾られ、白い縁の部分は象牙(ぞうげ)を細く切ったものを貼っている。貴重な素材と高度な技術を駆使した最高級の古硯であり、当時の工芸技術の高さに驚かされる。
記録によれば、大仏開眼会(だいぶつかいげんえ)の翌年(天平勝宝5年・753)に、筆や紙と一緒に「研」(硯)が東大寺に献納(けんのう)されたという。本品はその「研」に相当するものとみられる。

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